初めての個人面談
幼稚園の個人面談があった。
共働きが多い保護者に合わせてか、平日ではなく土曜日に行われた。
実に香港らしい。
コロナ禍なのでZoomでのオンライン面談。
ハッと気付けば寝過ごして予定時間5分経過していた。
ビックリして飛び起きログインしたのだが、明らかに寝起きの顔を先生に見られてしまった。
とんだ失態だ…
さて、普段は学校のことは全て私が対応しているが、個人面談となると広東語でのスムーズな会話に心もとなく、夫に全面に立って進めてもらうことにした。
夫は幼稚園は通って楽しんでりゃいいでしょ、という考えなので、ほぼ一方的に先生が娘の学校の様子を早口で話す形で終了した。
内容であるが、やはり問題に上がったのは言葉の発達についてである。
夫婦が違う言語なので、一般的な香港人夫婦の子どもよりも広東語のレベルが落ちる。
幼稚園に通い出せば自然に広東語がグンと伸びるだろうとノンビリ構えていたが、コロナ禍で休園が続き、広東語に触れる機会を長く失った。
そのため、その開きはきっと大きいに違いない。
自分の気持ちを上手く表現出来ないことにより情緒に問題が現れることもあるので、先生からは母親(私)も広東語が話せるなら、簡単な短いセンテンスでいいから広東語で話しかけるようアドバイスされた。
日本語も習得して欲しいが為に日本語で話しかけてきたのだが…
この幼稚園は、どローカル校であるが過去に港日ハーフの子どもを何名か受け入れたことがある。
入学の決め手の大きな要因となった。
今の担任が受け持ったかどうかは不明だが、経験豊富な先生の言葉に、どのようにバイリンガルとして育てて行けば良いのか頭を悩ます。
香港で香港人としてこのままローカル小中学校に行くのであれば、広東語を第一言語であるべきだ。
そこでつまずいてしまっては元も子もない。
とりあえず、基本的には日本語で、時々広東語も混ぜてみる。
しかし、下手くそな発音でいいのだろうか…
ちなみに、英語の反応は良いので、きっとYoutubeで覚えたんでしょうと図星を突かれた。
誰も家の中で英語を喋らないのに、広東語より英語ができるて、そりゃバレるわな…
ひとりの時間
子どもの登園もあと2週間で終わり、夏休みに入る。
ささやかな休憩時間がしばしの間中断だ。
我が子は13時〜16時までの半日コースに通っている。
送迎時間を含むと私の自由時間は実質3時間もない。
しかし、あるのとないのでは全く違い、溜まっていた書類整理や断捨離を進める事ができた。
気になりつつもずっと取り掛かれなかった事をほぼほぼ終わらせたので、最近は軽く掃除をした後に、ゆっくりと食事をしながらドラマやYouTubeを観るのが至福の時間だ。
現在は途中まで観て止まっていた『デスパレートの妻たち』を再び観ている。中国語字幕で。
字幕を追いかけなければいけないのでながら見はできない。
日本語字幕があれば最高なのだが…
本当のトシ
契媽(カイマー)の誕生日会が催された。
義父の母親の様な人だ。
契媽=読んで字の如く、契りを交わした母。
血縁関係はなく、養子縁組をした訳でもないのだが、義理の親子関係を結ぶのだ。
堅苦しいものではなく、例えば義父の場合は、昔から近所に住む仲良しさんで、今日からお前はワシの息子じゃー、と言われそうなった。
その契媽は御歳98…と聞いていたが、実年齢は94だということを今日知った。
その昔、働くために年齢を高く偽り、今の正式な書類も全てその年齢になっていると言う。
混乱の世であったから、自己申告のまま今に至る。
激動の時代をどう生き抜いてきたのだろう。
不平不満ばかりの自分を恥ずかしく思う。
老化
出産してから、食事中にむせることが多くなった。
子どもに食べさせながら自分も食べたり、急いで食べるからそうなるのかと思っていたが…
昨日、子どもが寝ている間にイカを食べていたのだが、誤って気管へ入りそうになった。
手を突っ込んでもイカを掴めず、吐き出すために思いっきりむせると出てきた。
死ぬとこだった…
以前も噛み切れない牛肉で同じ目にあったことがある。
ほんの少しむせる程度ではない、ヤバめの出来事を2回しでかしたことで私は気付いた。
間違いなく嚥下力の低下であることを。
白髪も増え、腹も出て、記憶力も低下した。
40代になり老化現象が次々と現れ、自分が中年であることを認めざるを得ず、そしてそれを受け入れている。
しかし、老人が正月に餅を詰まらせるかのような出来事には、相当のショックを受けた。
老いたと言っても老人ではあるまいし。
調べてみると、嚥下力の低下は40代から始まるとのこと。
まだ娘は幼い。
こんな事で死んではならぬ。
ゆっくり食べよう、弾力のあるものは慎重に。
皆様もお気をつけて。